事故紹介

私はあまり勉強ができる人間ではないが、進学に金をかけたくない、無駄なことに金と時間を使いたくないとは思っていた。だから、公立の普通科に進み、家から通える国公立大学、家から通えて学費も安い私立大学の大学院修士課程、通信制大学に進学した。当然学費だけで進学先を決めた訳ではないが、普通科ならどこでも同じようなことが学べるし、受験勉強は自分でするものだと思っていたから、自分の能力で楽に入れる学校を選んだ。大学は家から通うと決めていたから、通える範囲で探したら、学びたいこと、具体的には歴史学を学べる学科がその大学にしかなかったというだけである。もし大学に落ちたら、学費の安い専門学校に進学して、手に職をつけ、働こうと思っていた。大学院は歴史学の研究ができる私立大学の修士課程に進んだが、博士後期課程には進学せず、研究を続けようと考えていたから、2年間学べることを学び、研究にも真剣に取り組んだ。学費の元は取れたと思う。学部でも大学院でも、優れた研究者に出会い、その人たちとは今でも交流がある。しかし、親は今でも自学から通える、私が興味のない分野の大学に行って小学校のせんせになるための勉強をして欲しいと考えているようで、奨学金を背負うのも苦手な分野の勉強をするのも私であり、何より研究する時間が取れなくなるので、絶対に進学したくない。今は、通信制大学博物館学芸員の資格取得に向けて学んでいるが、それが終わったら進学する通信制の大学や短大を早急に見つけなければならない。私が興味ある分野は、英語と歴史と文化と法律であり、そういうことが学べ且つ研究にも時間を使えそうな学校を選ばなければならない。