一番の得意科目だったはずの日本史、忘れてない?

毎週月曜日の午後6時に、大河ドラマ篤姫の再放送をやっている。この作品を視て、私は歴史に興味を持ったので、思い入れの深い作品だ。しかし、どうやって条約を結んだのか、誰がどう動いて将軍が決まったのかなど、かなり忘れているではないか。小学生だった時、日本史は1番得意で、そして好きだった。特に戦国時代と幕末は詳しく、将来は自分の研究をしながら高校の歴史の先生になるか、博物館で働き、歴史の楽しさを伝えたいと思っていた。日本史が好きになる前は、漠然と研究者を目指し、何でもいいから研究をして、博士の学位を取得したいと考えていた。私は周りから相手にされないことが多かったので、研究者になれば、博士になれば現状を変えられると信じていたのかもしれない。紆余曲折を経て、東洋史を専攻するようになり、歴史学とは異なる分野、例えば文学や教材分析にまで手を出している私だが、その頃描いた夢だけは忘れていないようで、通信制大学の学部制として、学芸員資格の取得を目指している。篤姫がやっていた頃は、全てが満たされていた。まだまだ短い人生だが、あの頃が1番幸せだったと思う。